蒸留塔とは? わかりやすく解説

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蒸留塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 02:22 UTC 版)

蒸留塔(じょうりゅうとう)とは、蒸留において沸点の異なる成分の分離・濃縮に使用する塔状の装置のことである。原料蒸気を入力すると、低沸点成分が濃縮された蒸気(留出物)および高沸点成分が濃縮された液体を出力する。実験室で使用される高さ10cm、直径2cm程度のものから、石油化学工業で使用される高さ100m、直径10mもある巨大なものまで様々な大きさのものが存在する。蒸留塔には本体である塔部分に加えて、蒸留する原料を予熱して気化させる気化器と留出物を冷却して凝縮させて回収する凝縮器が付属している。




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蒸留塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/24 04:04 UTC 版)

減圧蒸留装置」の記事における「蒸留塔」の解説

減圧蒸留装置中心となる蒸留塔を減圧蒸留塔という。原油全体処理する常圧蒸留装置より処理量が小さいにもかかわらず蒸留塔の塔径はむしろ大きく見た目ずんぐりしている。これは圧力が低いために内部気体の体積大きくなるためである。内部には段(トレイ)あるいは蒸留充填物(パッキング)が設置されている。 常圧では蒸発しなかった高沸点原油成分併設され加熱炉によって暖められ減圧蒸留塔の底部吹き込まれると、比較的低い沸点成分減圧によって蒸発し塔内を上昇して上部凝縮して減圧軽油留分得られる主蒸留塔底部水蒸気導入して水蒸気蒸留とすることもある。蒸留塔の塔底部からは、蒸発せずに液状のまま残った留分減圧残油として抜き出される

※この「蒸留塔」の解説は、「減圧蒸留装置」の解説の一部です。
「蒸留塔」を含む「減圧蒸留装置」の記事については、「減圧蒸留装置」の概要を参照ください。

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