英語における発音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 13:35 UTC 版)
英語においては、giga は、「固いg」(hard g) による[ˈɡɪɡə](ギガ)とも「柔らかいg」(soft g) による[ˈdʒɪɡə](ジガ)とも発音される。 1960年代と1980年代に発行されたアメリカ国立標準技術研究所 (NIST) によるメートル法接頭辞の発音ガイドによって、アメリカ合衆国においては「ジガ」の発音も正式なものとされている。「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」では、共同脚本家であるボブ・ゲイルのミスにより "giga" が "jigo" と表記されており、発音も「ギガ」や「ジガ」ではなく「ジゴ」となっていることが知られている。日本語の翻訳においても「ギガ」に訂正されることなく「ジゴ」として扱われている。 アメリカの作家ケビン・セルフによれば、ギガは1920年代に国際電気標準会議(IEC)のドイツ代表によって提案されたが、その際に、ドイツの詩人クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩集 Galgenlieder 第3版(1908年)の一節を提示していた。これは、ドイツ語による「固いg」(/ɡ/)で発音することが意図されていたことを示唆している。ケビン・セルフは、「柔らかいg」(/dʒ/)による発音がいつから行われるようになったかを確認できなかったが、1995年の時点で「固いg」に戻ったと主張している。 音声学者ジョン・C・ウェルズ(英語版)がイギリス人を対象に1998年に行った調査では、gigabyte(ギガバイト)の "gi" を、84%が/ɡɪ/(ギ)、9%が/dʒɪ/(ジ)、1%が/dʒaɪ/(ジャイ)と発音した。
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