お前だって論法
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お前だって論法(おまえだってろんぽう)は、相手の主張する議論を貶めるために、相手がその主張に沿った振る舞いをしていないと断言するような論法である。英語では、「お前も」を意味するラテン語の語句 Tu quoque(英語における発音:[tjuːˈkwoʊkwi, tuːˈkwoʊkweɪ])[1]、あるいは「appeal to hypocrisy」と称される論理学上の誤謬である。日本語では、偽善の抗弁[2]、そっちこそどうなんだ主義などと表現されることもある。Whataboutismの一種である[3]。
- ^ “tu quoque, n.”. Oxford English Dictionary. Oxford University Press (2012年). 2016年4月24日閲覧。
- ^ 太田述正. “映画評論31:ニュルンベルグ軍事裁判(その5)”. 太田述正. 2019年3月19日閲覧。
- ^ "whataboutism". 英辞郎 on the WEB. 株式会社アルク. 2019年3月20日閲覧。
- ^ “Fallacy: Ad Hominem Tu Quoque”. Nizkor project. 2015年11月24日閲覧。
- ^ Bluedorn, Nathaniel (2002). The Fallacy Detective. p. 54. ISBN 0-9745315-0-2
- ^ “Logical Fallacy: Tu Quoque”. Fallacyfiles.org. 2014年6月17日閲覧。
- ^ Cohen, William "The Algerian War, the French State and Official Memory" pages 219-239 from Réflexions Historiques, Vol. 28, No. 2, Summer 2002 page 230.
- 1 お前だって論法とは
- 2 お前だって論法の概要
- 3 外部リンク
お前だって論法
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詳細は「お前だって論法」を参照 お前だって論法 (Tu quoque) も、意図的な議論の発散を狙ったものと言える。これは、相手の主張やアドバイスについて、発言者自身もそれができていないことを指摘するものであるほか、人身攻撃と共に使われて発言者を貶めるような文言が含まれることが多い。
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