芸亭とは? わかりやすく解説

芸亭

読み方:ウンテイ(untei)

奈良時代末の日本最初公開図書館

別名 芸亭院


芸亭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/07 16:19 UTC 版)

芸亭(うんてい[注釈 1])は、日本で最初の公開図書館とされている施設[1][2]奈良時代末期に有力貴族であった[要出典]文人の石上宅嗣によって平城京(現在の奈良県奈良市)に設置された[1][3]芸亭院(うんていいん)ともいう[3]仏典書が所蔵され、好学の徒が自由に閲覧することができた[1]9世紀初頭の天長年間まで存続していたとされる[1][3]


注釈

  1. ^ (の新字体)とは元来別字で、「げいてい」という読み方は誤り。
  2. ^ 後年、豊年は優れた詩人・学者として名を残している[4]

出典

  1. ^ a b c d e f g 総合仏教大辞典編集委員会(編) 『総合仏教大辞典』法蔵館、1988年1月、98頁。 
  2. ^ 西大寺旧境内から国内初の図書館開設者の肩書き木簡が出土 産経ニュース 2009.12.3
  3. ^ a b c 芸亭(うんてい)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年10月9日閲覧。
  4. ^ 凌雲集』に収められた豊年の漢詩作品は小野岑守と同数の13首で、嵯峨天皇に次いで多い(作者23人・収録作品90首中、多い順に、嵯峨天皇の22首、賀陽豊年の13首、小野岑守の13首、淳和天皇の5首、菅原清公の4首)。
  5. ^ 『孝謙女帝の遺言 芸亭図書館秘文書』樹村房(2018年4月6日閲覧)


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