般若理趣経〈藤原教長筝/〉
理趣経
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『理趣経』(りしゅきょう)、正式名称『般若波羅蜜多理趣百五十頌』(はんにゃはらみったりしゅひゃくごじゅうじゅ、梵: Prajñāpāramitā-naya-śatapañcaśatikā, プラジュニャーパーラミター・ナヤ・シャタパンチャシャティカー)は、『金剛頂経』十八会の内の第六会にあたる『理趣広経』の略本に相当する密教経典である。主に真言宗各派で読誦される常用経典である。
注釈
- ^ 大意は「大いなる楽は金剛のごとく不変で空しからずして真実なりとの仏の覚りの境地を説く経」
- ^ 「依経」(えきょう)とは、文字通り宗派のよりどころとなる教えを持つ経典を指す。
- ^ 2000年代以前は立川流の側を性的思想を奉じた集団とする誤解があったが、21世紀現在は史料批判によって否定されている(「彼の法」集団を参照)
- ^ なお、この項目は太平洋戦争中に四国で出家した村岡の実体験である。ある檀家が『理趣経』の経文を覚えており、村岡の師僧の読経に唱和した所、僧は檀家を「ついてくるな!」と大喝し、「『理趣経』はお大師さんが在家のものには教えちゃならんといわれたんじゃ」と述べたという。理由は、前述の最澄の経文借用の件と同じである。
出典
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