與市

デジタル大辞泉

よいち【与市】

読み方：よいち

《「仮名手本忠臣蔵」五段目の山崎街道で、与市兵衛が持っていたところから》縞(しま)の財布(さいふ)。また、一般に財布をいう。

隠語大辞典

与市

読み方：よいち

1. 茄子。財布。或は頭部を云ふ。
2. 財布、蟇口、銭。〔一般犯罪〕
3. ①財布、蟇口、銭。芝居でやる忠臣蔵の中で与市兵衛が縞の財布を盗られるところより。〔盗〕　②なす（茄子）。財布をなすというところより。〔業〕
4. 財布、蟇口、銭のこと。

分類 犯罪、盗／業／犯罪

与市

読み方：よいち

1. 財布ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・東京府〕
2. 紙入及財布ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・岡山県〕
3. 紐附財布－与市兵衛ノ略。〔第七類　雑纂〕
4. 紐附財布のこと、盗賊の用ふる隠語。
5. 掏摸仲間にて財布のことをいふ。芝居の与市兵衛から思ひついて名けたものである。〔犯罪語〕
6. 胴巻。財布、蟇口、銭入等。
7. 〔犯〕財布のこと。与市兵衛と定九郎のことから出た語。「与市兵衛」とも云ふ。
8. 銭入即ち財布のこと。〔縁日商人〕
9. 財布、胴巻。
10. 掏摸仲間にて財布のことをいふ。芝居の与市矢衛から思ひついて名づけたものである。
11. 〔隠〕財布のこと。忠臣蔵の六段目の与一兵衛に由来す。
12. 銭入や財布などのことをいふ。与市兵衛の縞の財布から来た語。
13. 財布を云ふ。
14. 財布の事、与市兵衛の略。縞の財布を所持してゐたので斯くいふ。
15. 財布蟇口。若桜、横浜、弘前、小笠原、高松　掏摸犯罪者仲間。
16. 与市兵衛の略で財布のこと、忠臣蔵の六段目の与市兵衛の財布に由来する。
17. 財布、特に紐付財布。〔掏摸〕
18. 財布。〔香具師・不良〕

分類 岡山県、掏摸、掏摸犯罪者仲間、東京府、犯、犯罪者／露天商人、犯罪語、的屋、縁日商人語、盗賊、縁日商人、露店商、香具師、香具師／不良

与市

読み方：よいち

1. 茄子ヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・岐阜県〕
2. 茄子。〔第六類　器具食物〕

分類 岐阜県

与市

読み方：よいち

1. 頭ノコトヲ云フ。〔第六類　人身之部・長野県〕
2. 頭部。〔第二類　人物風俗〕

分類 長野県

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「与市」の例文・使い方・用例・文例

• 与市は扇を射通した