臨床ガイドラインとは? わかりやすく解説

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診療ガイドライン

(臨床ガイドライン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/27 15:36 UTC 版)

診療ガイドライン(しんりょうガイドライン、英語: Medical guideline)とは、医療現場において適切な診断と治療を補助することを目的として、病気の予防・診断・治療・予後予測など診療の根拠や手順についての最新の情報を専門家の手で分かりやすくまとめた指針である。ガイドラインガイド指針とも呼ばれる。1990年代以降に作成されるようになり、メタアナリシスやその次点のランダム化比較試験の証拠を強いものとして扱い、医学的な推奨事項をまとめたもの。


  1. ^ SUNY Downstate EBM Tutorial”. library.downstate.edu. 2015年9月3日閲覧。
  2. ^ Qaseem A, Forland F, Macbeth F, Ollenschläger G, Phillips S, van der Wees P (April 2012). “Guidelines International Network: toward international standards for clinical practice guidelines”. Ann. Intern. Med. 156 (7): 525–31. doi:10.7326/0003-4819-156-7-201204030-00009. PMID 22473437. 
  3. ^ a b 津谷喜一郎 2011, pp. 51–52.
  4. ^ 日本老年医学会(編集)、全国老人保健施設協会、日本慢性期医療協会、厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)高齢者に対する適切な医療提供に関する研究(H22-長寿-指定-009)研究班『高齢者に対する適切な医療提供の指針』(レポート)、(pdf)、2013年。


「診療ガイドライン」の続きの解説一覧

臨床ガイドライン(clinical guidelines)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:53 UTC 版)

臨床研究」の記事における「臨床ガイドライン(clinical guidelines)」の解説

ある疾患病態に関する系統的文献レビューをもとに現在得られるエビデンス列挙し治療者患者支払者等のコンセンサスを得ながら、標準的な治療方針をまとめる。実際臨床現場では、患者ごとの個別事情医療機関設備環境等も考慮入れながら治療方針決定する

※この「臨床ガイドライン(clinical guidelines)」の解説は、「臨床研究」の解説の一部です。
「臨床ガイドライン(clinical guidelines)」を含む「臨床研究」の記事については、「臨床研究」の概要を参照ください。


臨床ガイドライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 04:58 UTC 版)

抗菌薬」の記事における「臨床ガイドライン」の解説

.mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}The first rule of antibiotics is try not to use them, and the second rule is try not to use too many of them.(抗菌薬の第1のルール使わないようにすること、第2のルールは使う種類多く過ぎないようにすることである。) —Paul L. MarinoICUブック 第3版 Choosing Wisely勧告では、呼吸器ウイルス感染症に対して抗菌薬処方してならない米国家庭医学会(AAFP)ガイドラインでは「児童成人風邪に対して抗菌薬使用してならないshould not be used, エビデンスレベルA)と勧告している。米国品質保証委員会英語版)(NCQA)によるHEDISにおいては2005年から「急性気管支炎への抗菌薬処方ゼロにすべき(should be zero)」と勧告した英国国立医療技術評価機構(NICE)ガイドラインでは、抗菌薬処方控える、もしくは遅らせるべき患者として、急性中耳炎急性咽喉炎/急性咽頭炎/急性扁桃炎風邪急性副鼻腔炎急性咳/急性気管支炎挙げている。日本感染症学会日本化学療法学会合同ガイドラインでは、ウイルス性急性気管支炎に対しては、慢性呼吸器疾患抱えていない限り抗菌薬投与原則として推奨しない(推奨レベルA, エビデンスレベルI)。 薬剤耐性菌生む問題があり感染症においても適正使用呼び掛けられ、感染症でもない状況での抗菌薬不適切な使用戒められる。

※この「臨床ガイドライン」の解説は、「抗菌薬」の解説の一部です。
「臨床ガイドライン」を含む「抗菌薬」の記事については、「抗菌薬」の概要を参照ください。

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