診療ガイドライン
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診療ガイドライン(しんりょうガイドライン、英語: Medical guideline)とは、医療現場において適切な診断と治療を補助することを目的として、病気の予防・診断・治療・予後予測など診療の根拠や手順についての最新の情報を専門家の手で分かりやすくまとめた指針である。ガイドライン、ガイド、指針とも呼ばれる。1990年代以降に作成されるようになり、メタアナリシスやその次点のランダム化比較試験の証拠を強いものとして扱い、医学的な推奨事項をまとめたもの。
- ^ “SUNY Downstate EBM Tutorial”. library.downstate.edu. 2015年9月3日閲覧。
- ^ Qaseem A, Forland F, Macbeth F, Ollenschläger G, Phillips S, van der Wees P (April 2012). “Guidelines International Network: toward international standards for clinical practice guidelines”. Ann. Intern. Med. 156 (7): 525–31. doi:10.7326/0003-4819-156-7-201204030-00009. PMID 22473437.。
- ^ a b 津谷喜一郎 2011, pp. 51–52.
- ^ 日本老年医学会(編集)、全国老人保健施設協会、日本慢性期医療協会、厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)高齢者に対する適切な医療提供に関する研究(H22-長寿-指定-009)研究班『高齢者に対する適切な医療提供の指針』(レポート)、(pdf)、2013年。
- 1 診療ガイドラインとは
- 2 診療ガイドラインの概要
- 3 日本
- 4 外部リンク
臨床ガイドライン(clinical guidelines)
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「臨床研究」の記事における「臨床ガイドライン(clinical guidelines)」の解説
ある疾患や病態に関する系統的文献レビューをもとに現在得られるエビデンスを列挙し、治療者・患者・支払者等のコンセンサスを得ながら、標準的な治療方針をまとめる。実際の臨床現場では、患者ごとの個別の事情や医療機関の設備環境等も考慮に入れながら治療方針を決定する。
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臨床ガイドライン
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.mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}The first rule of antibiotics is try not to use them, and the second rule is try not to use too many of them.(抗菌薬の第1のルールは使わないようにすること、第2のルールは使う種類を多くし過ぎないようにすることである。) —Paul L. Marino、ICUブック 第3版 Choosing Wisely勧告では、呼吸器ウイルス感染症に対して抗菌薬を処方してはならない。米国家庭医学会(AAFP)ガイドラインでは「児童・成人の風邪に対して抗菌薬を使用してはならない(should not be used, エビデンスレベルA)と勧告している。米国品質保証委員会(英語版)(NCQA)によるHEDISにおいては、2005年から「急性気管支炎への抗菌薬の処方はゼロにすべき(should be zero)」と勧告した。 英国国立医療技術評価機構(NICE)ガイドラインでは、抗菌薬の処方を控える、もしくは遅らせるべき患者として、急性中耳炎、 急性咽喉炎/急性咽頭炎/急性扁桃炎、 風邪、 急性鼻副鼻腔炎、 急性咳/急性気管支炎を挙げている。日本感染症学会と日本化学療法学会の合同ガイドラインでは、ウイルス性急性気管支炎に対しては、慢性呼吸器疾患を抱えていない限り、抗菌薬の投与を原則として推奨しない(推奨レベルA, エビデンスレベルI)。 薬剤耐性菌を生む問題があり感染症においても適正使用が呼び掛けられ、感染症でもない状況での抗菌薬の不適切な使用は戒められる。
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