脳波聴力検査とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 新語時事用語辞典 > 脳波聴力検査の意味・解説 

脳波聴力検査

読み方:のうはちょうりょくけんさ
別名:ABR検査聴性脳幹反応検査

聴覚脳幹誘発電位ABR)と呼ばれる脳波導出により、聴力有無程度、あるいは脳幹機能など測る検査被験者ヘッドホンまたはイヤホン装着させてクリック音刺激与え脳神経発生する活動電位導出することで判定する

脳波聴力検査は、被験者による自己申告伴わない他覚的聴力検査一種であるため、一般的な純音聴力検査などに比べて客観性が高い検査とされている。新生児乳幼児昏睡状態脳死患者などにも実施することができるほか、睡眠中や薬物服用中の患者にも覚醒時と同様に実施することができ、再現性が高いことも知られている。

脳波聴力検査は聴力の測定以外に、脳内病巣位置推定手法として行われたり脳幹の異常をモニタリングする目的手術中行われたりすることもある。脳死患者では特徴的な聴覚脳幹誘発電位波形示されるため、脳波聴力検査は脳死判定基準としても用いられている。

なお、保険金損害賠償などに関連して詐欺目的聴覚障害装う事例知られており、2007年から2008年にかけては、700人以上が身体障害者手帳を不正取得した事件発生したこともある。そのような詐病は、脳波聴力検査を行えば容易に判別できるとされている。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「脳波聴力検査」の関連用語

脳波聴力検査のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



脳波聴力検査のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS