綾乙女【アヤオトメ】(草花類)
登録番号 | 第5093号 | |
登録年月日 | 1996年 6月 13日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | 綾乙女 よみ:アヤオトメ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 6月 14日 | |
品種登録者の名称 | 綾町、草野修一 | |
品種登録者の住所 | 宮崎県東諸県郡綾町大字南俣515番地、宮崎県東諸県郡綾町大字南俣3179番地4 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 草野修一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり,花は開花初期が淡紫ピンク色で後期がピンク白色になるスプレイタイプで切花向きの極小輪花である。 草型は中間,草丈は中である。茎の太さはやや細,節間長は 8~ 9cm,最長節間の位置は第 5節,節数は15~18節,茎の硬さは中,折れの難易は難である。第 5葉の葉長は9~11cm,葉幅は0.7cm以下,葉色は緑,葉巻き程度は中,葉のろう質の有無及び程度はやや少である。花房の形は 1茎多花,つぼみの形は円柱形である。花は八重で盛咲,花の大きさは 4cm以下,花色は開花初期が淡紫ピンク(JHS カラーチャート 9702),後期はピンク白(同9701)になる。花弁の形は丸,花弁縁の鋸歯の形は浅,数は中,花弁の波打ちは平,大きさは小,花弁数は21~35枚,がく筒の形は円柱形である。花柄の長さは 7~10cm,硬さは垂れない, 1花柄の花数は2~3,花の香りは弱,開花習性は四季咲き,開花の早晩は早である。 「楊貴妃」と比較して,花型が盛咲であること,花弁縁の鋸歯の形が浅いこと,鋸歯数が少ないこと,花弁数が多いこと,開花習性が四季咲きであること等で,「清姫」と比較して,花色が淡紫ピンクであること,花弁の波打ちが平であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者が昭和62年に育成者所有の育成系統「No.17(ピンク色,スプレイタイプ)」 に「No.30(ダイアンサス系統,ピンク色)」を交配した実生の中から選抜し,以後,増殖を行いながらその特性を確認して育成を完了したものである。 |
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