絹と明察
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/03/05 14:11 UTC 版)
『絹と明察』（きぬとめいさつ）は、三島由紀夫の長編小説。1964年（昭和39年）、文芸雑誌『群像』1月号から10月号に連載され、同年10月15日に講談社より単行本刊行された[1][2]。文庫版は新潮文庫で刊行されている[2]。
- ^ 井上隆史「作品目録――昭和39年」（42巻 2005, pp. 433–437）
- ^ a b 山中剛史「著書目録――目次」（42巻 2005, pp. 540–561）
- ^ a b 「解題――絹と明察」（10巻 2001）
- ^ a b c d e 杉本和弘「絹と明察」（事典 2000, pp. 83–86）
- ^ a b c d e 「著者と一時間（『絹と明察』）」（朝日新聞 1964年11月23日号）。33巻 2003, pp. 213–214に所収
- ^ a b 杉本 1994
- ^ a b 佐渡谷重信「絹と明察」（旧事典 1976, pp. 110–111）
- ^ a b c d 磯田光一「時評（文芸） 家父長倫理の挫折――『絹と明察』について」（図書新聞 1964年9月26日号）。事典 2000, p. 84、『磯田光一著作集1』（小沢書店、1990年）、磯田 1979, pp. 98–105に所収
- ^ 村松剛「文芸月評・戦後の知識人とは何か」（潮 1964年11月号）。事典 2000, p. 84
- ^ 奥野健男「読書・愚かな人物を芸術的に浮彫り」（東京新聞夕刊 1964年11月4日号）。事典 2000, p. 84
- ^ 村松剛「“日本主義”と取り組む」（サンデー毎日 1964年11月29日号）。事典 2000, p. 84
- ^ 伊藤整「現代に生きる“古い心”」（毎日新聞 1965年1月1日号）。事典 2000, p. 84
- ^ 小田切秀雄・本多秋五・寺田透「創作合評」（群像 1964年11月号）。事典 2000, p. 84
- ^ 小田切秀雄「批評におけるリアリズム―『絹と明察』をめぐる浪漫派の批評について」（文學 1964年12月号）。事典 2000, pp. 84–85
- ^ 高橋和巳「描破された資本家像」（日本読書新聞 1964年11月16日号）。事典 2000, p. 84
- ^ 山本健吉「“現代の英雄”を描く」（週刊読書人 1964年11月30日号）。事典 2000, p. 84
- ^ 佐伯彰一「ユニークな人物創造」（読売新聞夕刊 1964年12月3日号）。事典 2000, p. 84
- ^ 森川達也「人間の愚劣への挑戦」（図書新聞 1964年11月29日号）。事典 2000, p. 84
- ^ a b 「第八章 永劫回帰と輪廻――『宴のあと』その他――」（野口 1968, pp. 193–220）
- ^ 「林房雄論」（新潮 1963年2月号）。『林房雄論』（新潮社、1963年8月）。『作家論』（中央公論社、1970年）。作家論 1974, pp. 123–131、32巻 2003, pp. 337–402に所収
- ^ 「III 死の栄光――『父』殺しと『父』の発見」（村松 1990, pp. 325–347）
- ^ a b 奥野 2000（1993年2月のハードカバー版に記載）。論集I 2001, pp. 261–262、柴田 2012, p. 131に抜粋掲載
- ^ a b 田中美代子「解説」（文庫 1987, pp. 306–312）
- ^ a b 「第十回 神への裏階段」（徹 2010, pp. 132–144）
- ^ a b c d e 竹松良明「『絹と明察』論―天皇制にかかわる形象化をめぐって」（論集I 2001, pp. 261–271）
- ^ a b c d 「第四章 不在の家長たち――『鏡子の家』と〈天皇〉の表象」（柴田 2012, pp. 99–132）
- ^ 「ドナルド・キーンへの書簡」（昭和39年10月29日付）。ドナルド書簡 2001, pp. 134–136、38巻 2004, pp. 408–409
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