絵文字のグローバル化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 00:32 UTC 版)
絵文字は日本語に特有の文化であり、海外も含めインスタントメッセンジャーやSNSで絵文字使用が可能になってからも、日本語以外の言語では文字のように使用する用途はほとんど見られず、専ら装飾記号や約物としての用途でしか利用されていなかった。 一方で、Googleは「絵文字は、米Googleの開発者が日本の携帯電話の絵文字文化に感銘を受け、2007年から開発を始めた。」 として、絵文字のUnicodeへの採用を推し進め、2010年にUnicode 6.0として採用された。これにより、既存の携帯電話の絵文字がコンピューターの世界で世界的に文字として使用されるようになった。 これらは日本以外でも日本語の「絵文字」をローマ字表記したEmojiとして、世界中の言語で受け入れられ、現代では世界中のさまざまな言語において絵文字が使用されるようになった。 また、絵文字を用いたコンベンションなども行われている他、2016年にはニューヨーク近代美術館で1999年にNTTドコモの「iモード」で使われた176種類の絵文字の展示がされた。 2015年にはアメリカ合衆国大統領であるバラク・オバマが、4月28日の日本の内閣総理大臣との会談で日本発祥で世界的に普及した代表的な文化の1つとして絵文字を上げ、感謝の意を示した。 絵文字が世界的に使用されている状況を示すものとして下記のような例がある。 “Emojipedia 😃 — Find any Emoji Meaning 💁👌🎍😍📱🙊:”. 2014年6月14日閲覧。 - 絵文字版Wikipedia “emojitracker: realtime emoji use on twitter”. 2014年6月14日閲覧。 - Twitterでの絵文字発言状況 “Silicon Feelings”. 2014年6月14日閲覧。 - 絵文字が発言されている場所を世界地図上にリアルタイムにマッピングしたもの
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