素菟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 07:01 UTC 版)
この兎は、「白兎神社」や「白兎神」「白兎明神」などに見られるように、「白兎」として伝わる。『古事記』の表記は「菟」、「裸の菟」、「稲羽の素菟」、「菟神」がある。本居宣長は「素」には「何もまとわず何にも染まっていない」の意があると述べる。『古事記』には兎の毛色に言及はなく、「素布(そふ)=白い布」の例から宣長の言う「素」に白の意があると考えると「白兎」ともいえる。なお、日本に広く分布するニホンノウサギは夏期は体毛の色が焦げ茶からベージュに、冬季積雪地域では白へと変化する。また隠岐島には冬になっても白くならない亜種オキノウサギが生息する。
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