素線断面形状による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/25 05:21 UTC 版)
「圧縮コイルばね」の記事における「素線断面形状による分類」の解説
素線の断面形状はいくつかの種類があり、それによって次のように分類される。 円形断面ばね:素線断面が円形のばね。大きな短所がなく、最も広く使用されている。 異形断面ばね:円形断面以外のばねの総称で、以下のような種類がある。円形断面と比べると、いずれの種類も材料入手や製造が難しいという短所がある。角ばね:素線断面が四角形のばね。長方形断面ばねとも呼ばれる。他の寸法を同じとしたら、円形断面よりもばね定数を大きくできる長所がある。 楕円断面ばね:素線断面が楕円形のばね。密着長さを小さくできるなどの長所がある。 卵形断面ばね:素線断面が卵形のばね。楕円断面と同じく、密着長さを小さくできるなどの長所がある。 より線ばね:複数の小さな素線をより合わせて一つの素線にしたばね。小さな素線同士が擦れることで摩擦力による減衰が起こる長所がある。
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