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そりゅうし-ろん ―りふし― 4 【素粒子論】



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素粒子論(1)標準模型の構成

実験確認されているいろいろな素粒子反応は,今日では,「標準模型」と言われて いる理論でうまく説明できる。標準模型中心となっているのは,電磁気力弱い力統一理論グラショウ・ワインバーグ・サラム理論)とそれぞれ種類あるクォーク軽粒子パラメーター質量電荷など)であり,これにより,電磁気力弱い力による 反応確率などはすべて高い精度計算可能である。また,量子色力学QCD)を適 用すれば,高いエネルギーでのクォークグルーオン関与する反応についても正確に 計算できる。(ただし、実験が行われている比較的低いエネルギーでの計算については 困難である場合も多い。)標準模型予言矛盾するような実験事実今のところ存在しない標準模型登場する粒子唯一未発見なのは,中性ヒッグズ粒子である。

素粒子論(2)標準模型の限界

しかし,標準模型枠内では説明し切れない事実多くあり,明らかに標準模型は「 最終的な」理論ではない(電荷を持つ軽粒子はなぜ3種類あるのか? ダウンクォーク電荷は,なぜ電子電荷の1/3なのか? ニュートリノ質量はあるのか? など )。これらに答えるために,標準模型越え理論探究されている。大統一理論,超 対称性理論などがそれである。

素粒子論(3)大統一理論

 電磁気力弱い力統一理論強い力理論である量子色力学QCD)は,すでに 確立しているが,この両者統一するのが,大統一理論である。大統一理論は,クォー クと軽粒子が,対称的分類できること,双方理論がともにゲージ不変性を持ってい ることに着目して作られている。大統一理論には,簡単なものから,複雑化されたもの までいくつかの種類がある。大統一理論予言する特徴的現象は非常に高エネルギー反応におけるものがおもで,加速器実験での実証は困難である。また,大統一理論は ,陽子崩壊予言するが,これもまだ実証されていない

素粒子論(4)超対称性理論など

 統一理論においては電磁気力弱い力破れるエネルギースケールに対応するヒッ グズ粒子予言されるが,これを単純な素粒子考えると,その質量大きさに別の観 点から問題が生じる。それを解決する方法として,「超対称性理論SUSY)」や複 合粒子模型提唱されている。前者は,新し対称性超対称性)を仮定するもので, これは,SUSY粒子呼ばれる大量未発見の粒子存在要求する。後者は,ヒッ グズ粒子などが,単純な素粒子ではなくいくつかの素粒子集合してできたものとす る考えである。双方とも,一応もっともらしい理論であるので,実験的実証しようと いう努力多くなされているが,今のところ決定的な手がかりは得られていない

素粒子論(5)超弦理論

 電子クォークなどの基本的素粒子は、通常「点状」の粒子として扱われているが、 これでは単純に計算すると「自己エネルギー」が無限に大きくなるという困難が起こる。 これを回避するために「くりこみ」という数学的な手法を つかうのであるが、これは常にうまくいくとは限らない。また、 素粒子に非常に小さいが有限大きさ与えることにより、 この困難を回避する方法以前より理論的考察されてきたが、 この方法にもいろいろな制約が生じる。
 超弦理論スーパーストリング理論)では、10次元空間考えそのうち4次元時空間に、 残り次元素粒子内部空間素粒子性質自由度)になったと考える ことにより、自己エネルギー無限大問題回避できると同時に相対性理論とも矛盾しない。また、 現在見つかっているすべての基本粒子とゲージボゾンの存在、さらに、 重力超対称性をも包含できる有望な理論として、多く研究者により研究 されている。


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素粒子物理学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/28 16:37 UTC 版)

(素粒子論 から転送)

素粒子物理学(そりゅうしぶつりがく、英語:particle physics)は、物質の最も基本的な構成要素(素粒子)とその運動法則を研究対象とする物理学の一分野である。






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この記事は、「素粒子事典」の2006年8月3日版を転載しております。
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この記事は、ウィキペディアの素粒子物理学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

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