紀州漆器
紀州漆器 |
きしゅうしっき |
漆器 |
盆類、菓子鉢器類、食器類 |
室町から戦国時代に現在の滋賀県付近の木地師の集団がこの地に住みついて、豊富な紀州ヒノキを木地に、木の椀の製造を始めました。それが椀の木地に渋下地を施す渋地椀の製造につながりました。江戸時代になって一層漆工も盛んになり、渋地椀の一大産地として、全国にその名が知られるようになりました。紀州漆器は最初「黒江(くろえ)塗」と呼ばれ、その後生産量が増えてから紀州漆器として広まり、現在に至っています。 |
和歌山県 |
昭和53年2月6日 |
日常生活で気軽に使える漆器が主体で、全体的にシンプルでがっちりとした印象があります。黒江塗、根来(ねごろ)塗は代表的な塗りの一つです。 |
紀州漆器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 20:19 UTC 版)
紀州漆器(きしゅうしっき)は、和歌山県に伝わる伝統工芸品の一つである。会津漆器、輪島塗・山中漆器などとともに全国三大産地の一つと言われる。主な産地は海南市黒江。経済産業大臣指定伝統的工芸品。
注釈
- ^ 「官報. 1899年10月27日」によると、当記事発行日に漆器徒弟学校を漆器学校へ改称とあり、「第十二回京摂区実業大会紀念写真帖」には明治31年9月の創立、「黒江漆器」には32年設立とある。「官報. 1929年07月15日」によると昭和4年に廃止された。
出典
- ^ 「黒江漆器」1913年 参照
- ^ 千森督子著 『近世から近世初頭における紀州黒江の空間と漆器業』2004年
- ^ 加藤 & 40-41頁.
- ^ 加藤 & 3頁.
- ^ 横浜市商工課 & 11頁.
- ^ 「紀州漆器 現代の華やかさ/先端工芸へ機械・デジタルと融合」『日経MJ』2017年10月25日(デザイン面)
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