第3番 ホ長調『別れの曲』
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「練習曲 (ショパン)」の記事における「第3番 ホ長調『別れの曲』」の解説
旋律とポリフォニーの練習。中間部は様々な度数の重音跳躍。『別れの曲』という通称はショパンを題材にしたフランス映画の邦題に由来し、このように称されるのは日本のみである。海外では『悲しみ(哀しみ)』や『憂鬱』を意味する "Tristesse" の愛称で呼ばれることもある。 出版譜の速度記号は「レント・マ・ノン・トロッポ」(メトロノーム指定は8分音符=100)であるが、現存する2つの自筆譜の速度記号は、最初のものが「ヴィヴァーチェ」、次のものが「ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ」となっており、出版時に「レント・マ・ノン・トロッポ」に変更したものと考えられる。(ただし、このことを以て、ショパンが当初想定したテンポが物理的にずっと速いものだったとは言えない。)なお、2つ目の自筆譜の末尾には、間を置かず次の第4番の演奏に入るよう指示がある。 詳細は「練習曲作品10-3 (ショパン)」を参照
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