疑問視される経済効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/30 21:13 UTC 版)
「インディアン・カジノ」の記事における「疑問視される経済効果」の解説
一方、カジノ経営を試みた部族の中には十分な収入が得られず逆に借金を抱えることもあり、人口の集積地から近い、他のカジノとの競争が少ないなどの条件がそろわなければカジノの経営による利益は薄く、カジノの設立や運営を仲介する巨大白人資本に支払う手数料も高額にのぼるなど、ギャンブルの経済効果を疑問視する声もある。また過当競争が激化し事業者の収益率が激減している。もっとも収益率が高いと言われている「フォックスウッズ・カジノ・リゾート」ですら収入が減じ、インディアン・カジノは借金地獄から抜け出すのに苦労している。 ホピ族のようにカジノ事業を敬遠する部族も多い。ナバホ族は2度の住民投票でカジノ建設を否決してきた。ホピ族は自給自足度の高い定住農耕民であり、ナバホ族は有名な観光地を持っている。また世界遺産を有するタオス・プエブロもカジノを持たない。持続可能な経済基盤さえあれば、カジノに頼ることなく居留地の運営ができるからである。
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