番組成立の経緯
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「LOVE LOVEあいしてる」の記事における「番組成立の経緯」の解説
前番組である『めちゃ×2モテたいッ!』が20時に移るその空いた23時30分の枠で、KinKi Kidsで愛をテーマにした音楽番組をやらないかとプロデューサーきくち伸が編成から打診されたのがこの番組のきっかけである。 当初、KinKi Kidsと組む予定だったのは玉置浩二であったが、スポンサーの松下電器とのプレゼンテーションで「玉置浩二はソニーのアーティストでは」と松下電器側が難色をしめしたため、プロデューサーのきくち伸が、とっさの思いつきで自身がファンだった「吉田拓郎ならどうでしょうか?」と言ってしまい「吉田拓郎ならいいんじゃないか」ということになったのが吉田の起用の経緯だった。 元々きくちには吉田拓郎のテレビ番組を作りたいという希望があり、吉田も『ザ・ヒットパレード』のような音楽番組をやってみたいという希望があった。しかし、吉田にはテレビに対する恐怖心があり、出演交渉は難航した。きくちはそれを除くのに苦心したという。また当時はCDデビューもしていなかったジャニーズJr.のKinKi Kidsと組まされることにも抵抗したが、結局KinKi Kidsありきの番組で、きくちからも「拓郎さんひとりでは数字がとれない」とはっきり言われるなどして説得された。 吉田がこのようなタイプの番組にレギュラー出演するのは珍しいとして話題を呼び、"テレビ出演拒否の本尊"でもあったため大きな批判も受けた。若い世代には吉田の情けないおじさんキャラが受けたが、往年の彼がフォークの神様であった頃を知る団塊の世代には、あまりの変貌ぶりに大きな衝撃と晒し者にされたことへの反発も大きかった。ただし、吉田本人は「KinKi Kidsには感謝している」「番組に出演して本当に良かった」と後のインタビューで答えている。 番組当初、世間からは「吉田拓郎とKinKi Kidsは違和感がある」、「3ヶ月もてばいい」などと言われていたが、当時ミュージックステーション、HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP等当て振りの音楽番組が全盛期を迎えていた中、ハウスバンドである「LOVE LOVE ALL STARS」を結成し一流のミュージシャンを揃える等、生演奏に拘った姿勢が好評を得て4年半も続く人気番組となった。
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番組成立の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 23:12 UTC 版)
「LOVE LOVE あいしてる」の記事における「番組成立の経緯」の解説
前番組である『めちゃ2モテたいッ!』が20時に移るその空いた23時30分の枠で、KinKi Kidsで愛をテーマにした音楽番組をやらないかとプロデューサーきくち伸が編成から打診されたのがこの番組のきっかけである。 当初、KinKi Kidsと組む予定だったのは玉置浩二であったが、スポンサーの松下電器産業(のちのパナソニック)とのプレゼンテーションで「玉置浩二はソニーのアーティストでは」とパナソニック側が難色をしめしたため、プロデューサーのきくち伸が、とっさの思いつきで自身がファンだった「吉田拓郎ならどうでしょうか?」と言ってしまい「吉田拓郎ならいいんじゃないか」ということになったのが吉田の起用の経緯だった。 元々きくちには吉田拓郎のテレビ番組を作りたいという希望があり、吉田も『ザ・ヒットパレード』のような音楽番組をやってみたいという希望があった。しかし、吉田にはテレビに対する恐怖心があり、出演交渉は難航した。きくちはそれを除くのに苦心したという。また当時はCDデビューもしていなかったジャニーズJr.のKinKi Kidsと組まされることにも抵抗したが、結局KinKi Kidsありきの番組で、きくちからも「拓郎さんひとりでは数字がとれない」とはっきり言われるなどして説得された。 吉田がこのようなタイプの番組にレギュラー出演するのは非常に珍しいとして話題を呼び、一方で吉田は"テレビ出演拒否の本尊"でもあったため大きな批判も受けた。若い世代には吉田の情けないおじさんキャラが受けたが、彼がフォークの神様であった往年の時代を知る団塊の世代には、あまりの変貌ぶりに大きな衝撃と晒し者にされたことへの反発も大きかった。ただし、吉田本人は「KinKi Kidsには感謝している」「番組に出演して本当に良かった」と後のインタビューで答えている。 番組当初、世間からは「吉田拓郎とKinKi Kidsは違和感がある」、「3ヶ月もてばいい」などと言われていたが、当時『ミュージックステーション』、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』『うたばん』等、当て振りの音楽番組が全盛期を迎えていた中、ハウスバンドである「LOVE LOVE ALL STARS」を結成し一流のミュージシャンを揃える等、生演奏に拘った姿勢が好評を得て4年半も続く人気番組となった。
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