画像診断と失語症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 13:36 UTC 版)
古典的な責任病巣と失語症の病型の関連については病型の説明で述べているが、失語症の症状と病変に関してはより詳細な対応があるのではないかという考え方もある。言語には「話す」、「聴く」、「読む」、「書く」という側面があるが、「話す」、「聴く」関しては責任病巣が以下のように考えられている。なお、ここでは右利きで優位半球が左であることを想定する。 症状責任病巣話す 発話、発語の障害、流暢に話せない 左中心前回下部 喚語困難、失名辞、語想起障害 左中心前回後部、左シルビウス裂後端周囲、左側頭葉 復唱障害 左シルビウス裂後端周囲 錯語 左下前頭回後部、左シルビウス裂後端周囲 文法障害 左下前頭回後部 聴く 聴覚理解障害 左上側頭回後部 語義障害 左前頭葉前部 ジャーゴン 左上側頭回後部〜下頭頂小葉
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