産駒の成績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:41 UTC 版)
産駒はGI馬だけでも60頭以上おり、代表産駒はモンジュー(凱旋門賞、アイリッシュダービー、ジョッケクルブ賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス、仏チャンピオンサイアー)、ガリレオ(エプソムダービー、アイリッシュダービー)、ハイシャパラル(ブリーダーズカップ・ターフ2回、エプソムダービー、アイリッシュダービー、アイリッシュチャンピオンステークス)などである。 英国クラシックのすべてを2勝以上しており、凱旋門賞は2勝、キングジョージは4勝、アイリッシュダービーにいたっては6勝している。エプソムダービーはなかなか勝てず1990年ブルーステージから5回の2着がありながら勝てなかったが、2001年にガリレオが制覇すると、翌年ハイシャパラルが勝ち、サドラーズウェルズ産駒が連続で制覇した。 アメリカ競馬や日本競馬においては産駒が競走馬としてあまり成功しておらず、日本ではステイヤーズステークスに勝ったサージュウェルズが唯一の重賞ウィナーである。理由としては欧州特有の深い芝を得意とするスタミナ型の馬のため、アメリカ特有のスピードのいるダートや日本の固い芝で展開されるスピード競馬には向かないという論説が根強く唱えられている。ただしアメリカでも芝戦線であれば、ブリーダーズカップの芝部門を計6度制覇するなど、実績を残している。 障害競走でも実績を残しており、この傾向は日本で種牡馬入りしたオペラハウス、そしてその代表産駒であるテイエムオペラオーの産駒にも受け継がれている。
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