瓦斯力発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 01:43 UTC 版)
津電灯のガス力(内燃力)発電所は出力240キロワットの第一瓦斯力発電所と出力320キロワットの第二瓦斯力発電所の2か所が存在した。前者については「津第二発電所」とも。津市松之下の自社ガス工場に併設されていた。 第一瓦斯力発電所(津第二発電所)は1916年(大正5年)の運転開始。第二瓦斯発電所は逓信省の資料によると1919年下期(6-11月)の稼働が確認できる。いずれも吸入ガス機関(サクションガス機関)を原動機とする発電所で、第一瓦斯力発電所は川北電気企業社製交流発電機、第二瓦斯力発電所は日立製交流発電機を1台ずつ備える。発生電力の周波数は双方とも50ヘルツ。燃料は第一がコークス(ガスコークス含む)、第二が塊炭である。 三重合同電気の資料によると1925年(大正14年)4月に第二瓦斯力発電所の廃止許可申請が逓信省へ提出されている。一方第一瓦斯力発電所は1928年(昭和3年)6月に廃止となった。
※この「瓦斯力発電所」の解説は、「津電灯」の解説の一部です。
「瓦斯力発電所」を含む「津電灯」の記事については、「津電灯」の概要を参照ください。
- 瓦斯力発電所のページへのリンク