珍惜光陰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 08:59 UTC 版)
陶侃は聡明で官職に励み、恭順で礼を重んじ、人としての道理を愛好した。終日膝を引き締めて正座し、軍務が多忙でも細部に至るまで漏れは無かった。遠近に関わらず、手紙を書くときは自らの手で行い、筆の運びは流れるようで、一度として滞ることは無かった。疎遠の者とも面会を拒まなかったので、家の門で順番を待つ客が止むことは無かった。彼は常に人へ「禹王は聖者であり、わずかな時間を惜しんで行動した。ましてや凡人であるなら、なおさらそうすべきであり、どうして遊び呆け、酔い潰れている暇があるというのだ。生きて世に貢献せず、死んで後に名を残さないのは、自分を棄てているのと同じではないか」と語っていた。
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