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玉川奈々福

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/20 00:35 UTC 版)

玉川奈々福（たまがわななふく、7月19日 - ）は、曲師出身の浪曲師である。日本浪曲協会理事（2012年就任^[1]）、同年5月に初CD^{[注釈 1]}を発表。浪曲を聞かせる三味線ユニットを組んだり、漫才と浪曲の組み合わせ^[2]、イタリアオペラに語り役で#客演したり、義太夫節と#共演するほか分野を越えた活動をし、製作も担当してきた。アニメや小説を浪曲に書き起こしたり長編の演目を複数回の公演に分けず一挙に口演するなど浪曲師の面と、琵琶との共演に応じたように演奏家（曲師）の両面で活動する。神奈川県横浜市生まれ^[3]。

脚注

注釈

^ 最初のCDは『ほとばしる浪花節！玉川奈々福の寛永三馬術　曲垣と度々平/大井川乗り切り』。
^ 派遣先はイタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタン^[4]。
^ 「イナンナの冥界下り」^[7]は世界最古の演劇と伝わり、安田登が現代劇に翻案した。
^ （「NHK浪曲特選・夏」の演題は「清水次郎長伝」より『お民の度胸』^[要出典]。
^ 2012年5月の浪曲『悲願千人斬りの女』再演は独演会であった（小沢信男原作を翻案）。
^ 浪曲師・国友忠は『銭形平次捕物控：雪の精』を浪曲化。
^ 『玉川福太郎の浪曲英雄列伝』全5回ゲストの出演は、二代目春野百合子、五月一朗、三代目神田山陽、国本武春、立川談春）^[要出典]。
^ 筑紫市兵衛は、馬の乗り手3人のひとり。解説は、徳田浩淳「筑紫市兵衞（寛永三馬術の一人）^[20]
^ 浪曲師の国友忠による口演が伝わる^[21]。
^ 『慶安太平記』の解説は、藤井武夫^[22]、尾河直太郎^[23]、また加太こうじ^[24]を参照。
^ 俵星玄蕃は槍の名人という設定^[25]^[26]。
^ 二代目広沢虎造 (1899-1964) の演じた「お民の度胸」の録音がある^[27]。
^ 「石松金毘羅代参」はアニメ化もされ^[28]、二代広沢虎造の口演版もある^[29]。
^ 「第十四席　忠治山形屋藤藏を責めて嘉右衛門親娘を助ける事、並に猿橋大格鬪の事^[30]。
^ 明治末の柳家小三治による落語は正直者の主人公・清兵衛をめぐる噺である^[31]。
^ 広沢菊春の口演による浪曲版^[32]のほか、三遊亭兼好の落語版^[33]がある。
^ 木下良夫監修の解説によるアンソロジーに木村重松の録音が含まれる^[34]。
^ 「仙台の鬼夫婦」は瀧口雅仁（編著）『講談』に記載がある^[35]。
^ 『阿漕ヶ浦』には江戸時代の絵入り本もある（国立国会図書館デジタルライブラリー、インターネット公開^[36]）。
^ 岡本綺堂に「塩原多助」に関する随想がある^[37]。
^ 「亀甲縞の由来」は東家落雁（あずまやらくがん）の口演がある^[38]。
^ 『金魚夢幻』の着想は小説『刺青』（谷崎潤一郎）に根ざす^[9]。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 文化庁 2018b, p. 3, 「3 玉川奈々福（浪曲師・曲師）」.
^ 「あとまわシスターズ」は、春野恵子と玉川が組む浪曲漫才ユニット。「浪曲タイフーン！」を演じる^[1]。
^ ^a ^b 文化庁 2018b, p. 3.
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