玉亭I型 / 072-II型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:30 UTC 版)
「玉亭型揚陸艦」の記事における「玉亭I型 / 072-II型」の解説
基本的には、先行する072型(玉坎型)の発展型であり、艦首を海岸に擱座して兵員・車両を揚陸することを前提に設計されている。このため、艦首部には観音開きの門扉(バウ・ドア)とその中にバウ・ランプを有している。 072型とくらべて、全長は同じだが、幅を増すことにより満載排水量にして1,000トン以上大型化しており、輸送能力の向上をはかっている。搭載余面は810 m2、積載量500トンとされており、水陸両用戦車10両を搭載できる。また揚陸部隊として海軍陸戦隊250名が乗艦できる。 艦尾にはウェルドックを備えており、水陸両用車や724型エアクッション揚陸艇の発進・収容に用いることができる(単なるランプドアのみで注水不能との説もある)。このほか、煙突両舷にLCVP上陸用舟艇を少なくとも2隻、最大4隻搭載できる。またドック上方にはヘリコプター甲板を設けているが、ハンガーは備えていない。なお航空艤装と引き換えに、武装はやや簡易化されている。
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