灰色かび病とは? わかりやすく解説

はいいろかび‐びょう〔はひいろかびビヤウ〕【灰色×黴病】

読み方:はいいろかびびょう

イチゴなどの花や果実に、不完全菌のボトリチス・シネレアが寄生し灰色カビができて腐敗する病害湿度が高い発生が多い。


灰色かび病

や花、つぼみや実がやわらかくなり、灰白色カビがはえて腐敗し枯死するボトリチス病ともいう。低温多湿発生しやすく、春先晩秋に多い。バラダリアペチュニアキュウリなどほとんどの植物被害を受ける予防法としては、長雨当てない花に水かけない通風よくするなどする。とくに花がらつみをこまめに行う。

灰色かび病

ボトリチスBotrytis)病。
内  容
病原 ボトリチス・シネレア(Botrytis cinereaというかび。
症状 花にしみがはいったり、花が枯凋褐変したりする。
特徴 夜間低温多湿のときに発生しやすい。
防除 夜間低温多湿ならないようにする。換気充分に行う。
オーソサイドなどで薫煙消毒する

灰色かび病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 01:41 UTC 版)

灰色かび病(はいいろかびびょう、: Gray mold)は、ボトリティス・シネレアBotrytis cinerea)という糸状菌による植物の病害。


  1. ^ a b c 後藤 昭二、寺林 隆志、横塚 勇「ブドウ灰色かび病菌Botyytis cinereaの同定および培養上の特徴と病原性について」『日本農芸化学会誌』第54巻第2号、日本農芸化学会、1980年、117-121頁。 
  2. ^ 中島 雅己、阿久津 克己「Botrytis cinereaの病原性因子」『日本植物病理学会報』第80巻、日本植物病理学会、2014年、56-64頁。 
  3. ^ a b c d 阿久津 克己「灰色かび病菌の薬剤耐性出現機構」『植物防疫』第44巻第9号、日本植物防疫協会、1990年、8-13頁。 
  4. ^ a b 病害虫図鑑 トマト灰色かび病”. 愛知県農業総合試験場病害虫防除室. 2024年2月20日閲覧。
  5. ^ a b 病害虫図鑑 ナス灰色かび病”. 愛知県農業総合試験場病害虫防除室. 2024年2月20日閲覧。
  6. ^ a b c 病害虫図鑑 キュウリ灰色かび病”. 愛知県農業総合試験場病害虫防除室. 2024年2月20日閲覧。
  7. ^ a b 病害虫図鑑 イチゴ灰色かび病”. 愛知県農業総合試験場病害虫防除室. 2024年2月20日閲覧。


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