渡辺辰五郎 わたなべ たつごろう
弘化元年8月～明治40年5月26日 （1844～1907）
千葉長生郡生まれ。教育家。裁縫教育に生涯をささげた。江戸の仕立屋に奉公にあがり、明治元年(1868)年季奉公を終えて郷里に帰り、仕立屋をしながら地域の子女に裁縫を教える。長南小学校をはじめに、千葉女子師範学校、東京女子師範学校などで裁縫を教授し、文部省御用掛を拝命。17年(1884)以降、私塾の和洋裁縫伝習所、共立女子職業学校を設立し、わが国女子職業学校の嚆矢となった。裁縫の練習用や訓練用の教科書を執筆し、渡辺式といわれた新しい裁縫術を広めた。
| キーワード | 教育家 |
|---|
- 著作等（近代デジタルライブラリー収載）
-
- 普通裁縫算術書 / 渡辺辰五郎編 石川治兵衛, 明14.7 <YDM68673>
- たちぬひのをしへ. [1], [2] / 渡辺辰五郎著 清水卯三郎, 明18,19 <YDM68640>
- 裁縫教科書. [1], [2], [3] / 渡辺辰五郎編 東京裁縫女学校, 明30.3 <YDM68495>
- 婦人改良服裁縫指南 / 渡辺辰五郎著 東京裁縫女学校同窓会, 明36.3 <YDM68669>
- 高等裁縫講義 / 渡辺辰五郎述 ; 大日本女学会編 赤心社, 明42.6 <YDM68473>
- 普通裁縫講義 / 渡辺辰五郎述 ; 大日本女学会編 赤心社, 明42.9 <YDM68672>
- 渡辺裁縫講義. [1], [2] / 渡辺辰五郎著 東京裁縫女学校出版部, 明43.4 <YDM68708>
（注：この情報は、国立国会図書館ホームページ内の「近代日本人の肖像」の内容を転載しております。掲載内容の複製については、国立国会図書館の許諾を得る必要があります。）
渡辺辰五郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/03 08:50 UTC 版)
渡辺 辰五郎 （渡邉 辰五郎、わたなべ たつごろう、天保15年8月2日（1844年9月13日）[1][2] - 明治40年（1907年）5月26日[2]）は、千葉県長生郡長南町生まれの教育家。和洋裁縫伝習所（現・東京家政大学）創立者。
- ^ 『国民過去帳 明治之巻』（尚古房、1935年）p.1031
- ^ a b c d e f g h i j k “渡辺辰五郎｜近代日本人の肖像”. 近代日本人の肖像. 国立国会図書館. 2022年8月31日閲覧。
- ^ 東京家政大学では、2011年度、創立130周年を記念して渡邉辰五郎賞が創設された。これは、社会での長年の活躍が評価され、貴重な貢献をした卒業生を称えるもので、社会での活躍が著しく、今後の活躍が期待され、同大学の栄誉を担う卒業生を称えるものとして「渡邉辰五郎奨励賞」も設けられている。（“渡邉辰五郎賞 実施要綱”. 東京家政大学. 2018年1月29日閲覧。）
- ^ “東京家政大学 渡辺辰五郎と裁縫技術”. 日本私立大学協会. 2018年1月29日閲覧。
[続きの解説]
「渡辺辰五郎」の続きの解説一覧
- 1 渡辺辰五郎とは
- 2 渡辺辰五郎の概要
固有名詞の分類
- 渡辺辰五郎のページへのリンク
