消防団の組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 16:40 UTC 版)
地域差はあるが、概ね以下のような構成で運営される。 団 (市町村に基本的に一つだが複数ある自治体もある。(複数の場合は、消防署毎又は合併前の区域毎に団があることが多い。)団長が指揮する。) 分団 (市町村のうち、小学校区に一つか幾つかの大きな町、集落単位で一つ。分団長が指揮する。) 部 (分団を構成する集落をさらに細分化し、1~数個の町、集落単位としたもの。部長が指揮する。) 班 (部内に設置され、消火班、機械班などの担当を持つ。班長が指揮する。) 市町村によって異なり、基本の活動単位が分団の市町村、部の市町村、班の市町村がある。また、いくつかの分団の集まりをブロックや方面隊・地区隊としている市町村もある。なお近年では市町村合併が促進された結果、合併前の旧市・郡等に含まれる旧市町村をそれぞれ「支団」や「方面隊」として構成し、分団以下の組織を採る場合もある。その場合は、 団 方面隊 ・ 支団・方面団 分団 部 班 となる。また旧市町村を一つの消防団とみなし、その連合体として「連合消防団」としている場合もある。 2011年現在、大阪府以外では全ての市町村に消防団が設置されている。大阪府では大阪市に消防団がなく(かわりに2008年から機能別消防団として大阪市消防局災害活動支援隊が置かれている)、堺市についても2005年に合併で加わった美原区(旧南河内郡美原町)以外には存在しない。大阪府泉大津市では1972年に解団されたが2005年に再結成された。愛知県西尾市は2011年の合併により加わった地域の消防団を継承したため設置自治体となったが、堺市と同じく旧市域には存在しない。
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