活性部位と機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/04 08:55 UTC 版)
「亜硫酸オキシダーゼ」の記事における「活性部位と機構」の解説
亜硫酸オキシダーゼの活性部位にはモリブドプテリンがあり、モリブデンの最高酸化数(+6)を支えている。酵素が酸化状態のときモリブデンはシステインチオラートとモリブドプテリンのジチオレン基、および2個の末端酸素原子に配位されている。亜硫酸と反応するとき酸素原子の一つが亜硫酸に転移し硫酸となり、モリブデンの酸化数は+4になる。そして、水が硫酸と置き換わり、2個のプロトンと2個の電子が活性部位から遊離し、活性部位は元の状態に戻る。特筆すべき点はこの酵素反応で使われる酸素原子は酸素分子由来ではなく、水分子由来という点である。
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