活地図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 23:44 UTC 版)
1884年(明治17年)に師範学校が再建された際には、校舎裏の池に「活地図」が作られた。これは開館後の10月2日にアメリカから理科用器械が寄付されると、実験・実測ための教材として作られた日本列島の縮小模型。スイスの教育者であるヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチの提唱した開発主義(実物教授)の理論に基づき、事物に基づいた感覚を重視した教育を取り入れ、その指導法を身に付ける意図で導入された。 「活地図」は3年がかりで1880年(明治13年)に作成されていたもの。2500坪の土地に盛土で日本列島を形作り、木々を受けて河川には石を並べ、琵琶湖には実際に水を溜めた。さらに火山の下では火を燃やして煙を出す趣向も作られ、周囲には濁川から水を引き、小舟を浮かばせた。
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