水酸化リン酸カルシウムとは? わかりやすく解説

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すいさんか‐りんさんカルシウム〔スイサンクワ‐〕【水酸化×燐酸カルシウム】

読み方:すいさんかりんさんかるしうむ

リン酸カルシウムの一。骨の硬組織、および歯のエナメル質主成分ハイドロキシアパタイト化学式Ca5PO4)(OH


水酸化リン酸カルシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 02:53 UTC 版)

水酸化リン酸カルシウム
識別情報
CAS登録番号 12167-74-7
PubChem 14781
特性
化学式 Ca5(PO4)3(OH)
モル質量 502.306g/mol
構造
結晶構造 六方晶系
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

水酸化リン酸カルシウム(すいさんかりんさんカルシウム、英語: calcium hydroxyphosphate)は、リン酸カルシウムの一種である。

ハイドロキシアパタイト[1]ヒドロキシアパタイトなどともよばれる。骨や歯は水酸化リン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト)(Ca10(PO4)6(OH)2)からなるとよく歯科医などが説明しているが、これは誤りである。実際はCa10CO3(PO4)6∙H2O(炭酸水酸化リン酸カルシウム)のような(イオンの比はバラツキがあるり先の組成式通りではない)炭酸イオンを含んだカルシウム塩が骨に含まれることがX線解析によってわかっている[2]

脚注

ボリビアポトシ県で採掘された水酸化リン酸カルシウムの結晶水酸燐灰石)。13mm×5mm×4mm。
  1. ^ a b ハイドロキシアパタイト”. 薬学用語解説. 公益社団法人日本薬学会. 2018年10月26日閲覧。
  2. ^ Kono, Tetsuro; Sakae, Toshiro; Nakada, Hiroshi; Kaneda, Takashi; Okada, Hiroyuki (2022-02). “Confusion between Carbonate Apatite and Biological Apatite (Carbonated Hydroxyapatite) in Bone and Teeth” (英語). Minerals 12 (2): 170. doi:10.3390/min12020170. ISSN 2075-163X. https://www.mdpi.com/2075-163X/12/2/170. 


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