水道の排水口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/11 08:30 UTC 版)
紀元1世紀のローマでは11本のローマ水道が水を供給しており、ディオクレティアヌス浴場やトラヤヌス浴場などの多数の公衆浴場や公共の噴水や宮殿や個人宅に水を供給した後、最終的にそれらの廃水が下水道に流れ込んでいた。現代の水道とは異なり、蛇口を閉めておくと水が流れないという方式ではなかった。そのため水が常に流れ続けることで、下水が詰まることを防いでいた。水質の最もよい水は飲用に確保され、次によい水質の水は風呂で使われ、その廃水が市内の通りの下にある下水網に排水される。紀元1世紀末ごろ、セクストゥス・ユリウス・フロンティヌスが水道システムの調査を行い、水道の現状についての報告書を直接皇帝ネルウァに提出した。
※この「水道の排水口」の解説は、「クロアカ・マキシマ」の解説の一部です。
「水道の排水口」を含む「クロアカ・マキシマ」の記事については、「クロアカ・マキシマ」の概要を参照ください。
- 水道の排水口のページへのリンク