すいかい‐しょうたい〔‐セウタイ〕【水解小体】
読み方:すいかいしょうたい
リソソーム
(水解小体 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 20:10 UTC 版)
リソソーム(lysosome; ライソソーム)は、真核生物が持つ細胞小器官の一つである。リソゾーム、ライソソーム、ライソゾームまたは水解小体(すいかいしょうたい)とも呼ばれる。語源は、“lysis(分解)”+“some(〜体)”に由来する。生体膜につつまれた構造体で細胞内消化の場である。内部に加水分解酵素を持ち、エンドサイトーシスやオートファジーによって膜内に取り込まれた生体高分子はここで加水分解される。分解された物体のうち有用なものは、細胞質に吸収される。不用物はエキソサイトーシスによって細胞外に廃棄されるか、残余小体(residual body)として細胞内に留まる。単細胞生物においては、リソソームが消化器として働いている。また植物細胞では液胞がリソソームに相当する細胞内器官である。
- 1 リソソームとは
- 2 リソソームの概要
- 3 関連項目
水解小体と同じ種類の言葉
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