残留オーステナイトとは? わかりやすく解説

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残留オーステナイト

retained austenite
焼入硬化後、常温において残留する変態オーステナイト

残留オーステナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/23 07:29 UTC 版)

残留オーステナイト(ざんりゅうオーステナイト、retained austenite)は、焼入れする際に、完全にマルテンサイトにはならず、一部未変態のオーステナイトとして残ったもの。


  1. ^ a b 坂本卓『絵とき 機械材料 基礎のきそ』日刊工業新聞社、2007年、84頁-。ISBN 978-4526058479


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残留オーステナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 15:55 UTC 版)

ベイナイト」の記事における「残留オーステナイト」の解説

ベイナイト変態が完全に終わるためにはオーステナイトから炭化物できることが必要である。炭化物多量炭素吸収するため、炭化物周囲オーステナイト炭素濃度大きく落ち込むオーステナイト中の炭素濃化すると、―前述のように―変態止めることが可能となる。例え合金元素として珪素Si)を添加すると、炭化物形成して変態停止して多量オーステナイト変態しなくなり室温まで焼入れると、部分的に残留オーステナイトを得ることができる。この残留オーステナイト量は変態を終わらせたオーステナイトマルテンサイト変態開始温度Ms点)に依存する

※この「残留オーステナイト」の解説は、「ベイナイト」の解説の一部です。
「残留オーステナイト」を含む「ベイナイト」の記事については、「ベイナイト」の概要を参照ください。

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