死点
ピストン~クランク機構において、ピストンが往復運動をするとき、行程の両端部において行き止まりになる点がある。これを死点といい、ピストンが最上端にある位置を上死点、最下端にある位置を下死点という。死点ではコンロッドとクランクが一直線になり、クランクの回転力はゼロになる。
死点
死点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 15:50 UTC 版)
「クランク (機械要素)」の記事における「死点」の解説
詳細は「死点」を参照 往復運動を回転運動に変換する際、クランク機構の往復運動部がもっとも奥まで押し込まれている状態と、もっとも手前まで引き出されている状態のことを死点という。この地点では回転力が働かなくなるので、フライホイール(はずみ車)を利用して滑らかに回転を継続できるようにすることが多い。また、この地点で運動を停止してしまうと往復運動が再開不可能となる。そのため、手動であれば回転部分を手で回したり、位相差をつけた別のクランクを同じ回転軸に接続しどれかのクランクは回転力を働かせることができるようにして回避するのが一般的である。
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