歴史的考慮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:10 UTC 版)
北欧では第二次世界大戦中、小国の運命にはかなり異なる変化があった。スウェーデンはいくらかの譲歩を余儀なくされたが、外交政策と軍事力によって戦争の圏外にとどまることができた。デンマークとノルウェーはドイツに占領されたが、戦後は両国とも民主主義国に戻った。 エストニア、ラトビアおよびリトアニアは、ソ連に再び占領・併合され、1991年のソビエト・クーデターの余波で半世紀後にようやく独立を回復した。フィンランドは地理的にスウェーデンより不利な位置にあり、2つの戦争(冬戦争と継続戦争)によって領土の一部を喪失し、さらにソ連の圧力に屈して自国の外交政策を変更しなければならなかった(フィンランド化)が、第二次世界大戦後も国家の独立と資本主義、民主主義政治体制を維持した(ノルディックバランス)。
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