歴史に残る吊り出し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 04:15 UTC 版)
1947年11月(秋)場所千秋楽結びの一番、横綱同士の羽黒山-照國戦で、羽黒山が160kgもある照國を高々と吊り出した。この勝利で羽黒山は1945年11月(秋)場所から4連覇を達成した。 1990年3月場所6日目、この一番に当時前人未到の、大相撲史上通算1000勝がかかっていた横綱・千代の富士に対し、当時関脇だった霧島がこの技で勝利し、見事「待った」をかける。勢いに乗った霧島はこの場所13勝2敗で優勝同点(横綱北勝海、大関小錦と決定戦、優勝は北勝海)の好成績を残し、場所後大関昇進が決まった。 2009年11月場所10日目、横綱・朝青龍は大関・千代大海に対し、立合い先に千代大海に突っ張られるも、それから朝青龍は両廻しを引いてから、軽々と千代大海を吊り上げて勝負が決まった。千代大海はこの敗戦で2勝8敗、前の9月場所(成績は2勝9敗4休)に続いて2場所連続負け越しとなり、65場所保持した大関の地位から関脇への陥落が決定してしまう(千代大海は翌日の11日目から途中休場、11月場所の成績も2勝9敗4休)。その後、翌2010年1月場所中に千代大海が関脇の地位で引退、場所後に横綱・朝青龍も引退を表明したため、結果的にこれが両者にとって現役最後の対戦となった。
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