武道振興委員会の答申と形研究会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 武道振興委員会の答申と形研究会の意味・解説 

武道振興委員会の答申と形研究会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 18:09 UTC 版)

講道館」の記事における「武道振興委員会の答申と形研究会」の解説

戦時期の昭和14年1939年12月設置され政府諮問機関武道振興委員会によって、1940年7月30日昭和15年1940年7月30日提出され答申で、武道戦技化が謳われるようになった南郷武道・武術国家統制からの民間武道団体自立主張しながらも、それに対応する形で1940年南郷指示により講道館に「形研究会」が設置され開かれた。そこでは柔道だけでなく様々な武術専門家22名が委員として招かれた。接近した間合における柔道武術性に自信を持つ南郷は、離隔間合技術研究すべきと考え、近い間合での乱取離隔間合での形を不偏稽古すべきと主張した南郷は、柔道技術体系が「対手近接して之れを制御する武術であり、一度対手近接することを得れば柔道ほど有効にして且つ優秀な武術はないと断言することが出来る」と、互いに組み付くことが可能な接近した間合での柔道武術としての優秀性に自信を示す。それをふまえた上で離隔概念導入し離れた間合から相手制御する技術が必要であることを説いた。 「柔道武術として大成せしめるにはどうしても相当離隔せる位置より相手制するに至るまでの技能研究錬磨なければならない離隔には剣あり鎗あり弓あり長刀あり、又ボクシングあり唐手あり、之等に対す離隔より接触への過程研究し得て始めて柔道武術としても天下無敵たり得るのであつて、この点は今後益々研究錬磨につとめなければならないのであると考へる」。

※この「武道振興委員会の答申と形研究会」の解説は、「講道館」の解説の一部です。
「武道振興委員会の答申と形研究会」を含む「講道館」の記事については、「講道館」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「武道振興委員会の答申と形研究会」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「武道振興委員会の答申と形研究会」の関連用語

1
6% |||||

武道振興委員会の答申と形研究会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



武道振興委員会の答申と形研究会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの講道館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS