機器更新とリニューアル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:54 UTC 版)
「相鉄10000系電車」の記事における「機器更新とリニューアル」の解説
2019年から、主要機器の更新とあわせ、9000系・8000系に続く「デザインブランドアッププロジェクト」に基づいたリニューアルが実施されている。機器更新はJR東日本長野総合車両センターへ入場の上で実施されたことが特筆される。 1編成目の10701×10は2019年(令和元年)10月に長野総合車両センターへ甲種輸送され同所にて機器更新を実施、翌2020年(令和2年)1月にかしわ台車両センターへ返却され、5月末から6月頭にかけて深夜の試運転を実施した。その後、かしわ台車両センターにて内外装のリニューアルを実施し、同2020年9月から試運転を開始、11月に営業運転に復帰した。 現時点で下記の編成に実施されている。 10701×10:2020年11月2日 10702×10:2021年5月25日 - 機器更新及び表示器・灯具類の変更のみ実施(塗色変更・車内リニューアルは省略) 施工内容は以下の通り 機器更新 長野総合車両センターで施工。 主制御器の更新M1はST-SC60AからST-SC113-G1へ、M3はST-SC60A-G2からST-SC113-G2へそれぞれ変更。 補助電源装置の更新インバータ装置はST-SC61AからRG4100-A-Mへ変更。 空気圧縮機の更新ST-MH3119-C1600S1からVV180-Tへ変更。 連結器格納箱の設置(両先頭車) 外装の変更 かしわ台車両センターで施工。 塗色変更(10701×10のみ実施)従来のカラーフィルムによる帯デザインから、YOKOHAMA NAVYBLUE(ヨコハマネイビーブルー、略称YNB)をベースとした全面塗装へ変更。 あわせて車体の表記類を変更した。 灯具類の配置変更前照灯・尾灯を上部の表示器と一体型のLED式へ交換し、従来のものは撤去の上で埋め込まれた。配置・形状とも11000系に準じたものとなっている。 表示器の変更行先・種別・運行番号表示器をフルカラーLEDへ交換。 側灯(戸閉灯)のカバーを透明なものへ交換。 車内リニューアル 10701×10のみ実施。かしわ台車両センターで施工。 ただし9000系と異なり、床材や化粧板、照明器具の交換、LCDの設置といった大規模な変更は実施されていない。 座席モケットの変更20000系以降に準じたもので、一般席は灰色系、優先席は赤色系のランダムパターンとなる。座席そのものは変更されていない。 つり革の変更自社開発した楕円形のものへ交換した。 各部の表記類を一新 リニューアル車の車内
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