標津湿原
名称: | 標津湿原 |
ふりがな: | しべつしつげん |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 北海道 |
市区町村: | 標津郡標津町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1979.08.07(昭和54.08.07) |
指定基準: | 天保区 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | 平成16.09.30 |
解説文: | S54-6-070[[標津湿原]しべつしつげん].txt: ポー川河口付近の右岸に形成されている高層湿原を中心とした地域で、連続する中間・低層湿原を含んでいる。 高層湿原は高さ30~50センチのチャミズゴケの大きなブルトが1~3メートル間隔でハンモック状にひろがる特色のある湿原でガンコウラン、コケモモ、エゾイソツツジ、ツルコケモモ、ヒメシャクナゲなどを伴っている。 中間湿原は全域に分布し、イボミズゴケ群落の中にホロムイスゲ、ワタスゲの叢株が多く、ツルコケモモ、ヤチヤナギ、ヤマドリゼンマイ、モウセンゴケが形成され、ザゼンソウなどを伴う。 低層湿原は北部にやや広くひろがりヤチハンノキを交える区域と樹林を欠きキタヨシスゲ類の占めるところとがある。以上のように湿原・河畔拠水林・ポー川等を含め現在まで自然状態で保存されてきており、学術上の価値は高いと認められる。 |
標津湿原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/27 08:27 UTC 版)
標津湿原(しべつしつげん、Shibetsu Marsh)は、北海道東部の根室振興局管内標津郡標津町にある湿原。1979年(昭和54年)8月7日に80ヘクタールが国の天然記念物(天然保護区域)に指定された。1996年(平成8年)及び2004年(平成16年)には追加指定が行われて指定範囲が拡大され、現在の指定面積は212ヘクタールとなっている[1][2][3]。また、2001年(平成13年)12月に環境省によって選定された日本の重要湿地500にも選定されている[4]。
注釈
- ^ ブルトとは、主に高緯度帯にある湿原において、植物遺骸の堆積によって形成される小規模な丘状になったものを指す特殊な地形用語である。
別寒辺牛湿原の高層湿原域における高山蛾相及び昆虫相の解明厚岸町役場環境政策課、厚岸水鳥観察館
出典
- ^ 文化庁国指定文化財等データベース 標津湿原
- ^ 北海道道庁ホームページ、湿原の概要・標津湿原
- ^ 根室振興局 標津湿原(ポー川史跡自然公園)
- ^ 環境庁 日本の重要湿地500、№19標津湿原
- ^ 岡孝雄; 小野哲也 (2016年6月11日). “北海道東部,標津湿原の形成過程と高層湿原化の解明” (PDF). 日本地質学会北海道支部. 2017年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月9日閲覧。
- ^ 文化庁国指定文化財等データベース 標津遺跡群
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