様相論理と時相論理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 21:50 UTC 版)
「デイナ・スコット」の記事における「様相論理と時相論理」の解説
このころジョン・レモンと共同で様相論理の研究を始めている。レモンは1963年にカリフォルニア州クレアモントに移った。スコットは特にアーサー・プライアー(英語版)の時相論理と自然言語の意味論における時間の扱い方との関係に興味を持ち、バークレーの学部学生だったころからの友人であるリチャード・モンタギューと共同研究を始めた。後にスコットとモンタギューはそれぞれ独自にクリプキ意味論(英語版)の様相論理および時相論理への重要な一般化を発見し、スコット-モンタギュー意味論と呼ばれるようになった。 レモンと共に様相論理の教科書を執筆していたが、1966年にレモンが亡くなったため中断した。スコットは未完成な論文を同僚らに回覧した。それはモデル理論の意味論の重要な技法をいくつか導入したもので、特にカノニカルモデルの改良と "filterations" を通してモデルを構築する重要な技法がある。それらは現代クリプキ意味論(英語版)の中核概念となっている。スコットは、最終的にレモンとの共著 An Introduction to Modal Logic を出版した。
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