時相論理とは? わかりやすく解説

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時相論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/02 21:06 UTC 版)

時相論理(Temporal Logic)とは、時間との関連で問題を理解し表現するための規則と表記法の体系である。時相論理では、「私はいつも腹ペコだ」、「私はそのうち腹ペコになる」、「私は何かを食べるまで腹ペコだろう」といった文を表現できる。1950年代末にアーサー・プライアー英語版が提唱した様相論理に基づいた時相論理を特に時制論理(Tense Logic)と呼ぶことがある。ハンス・カンプ英語版が重要な業績を残した。その後、そこから発展し、アミール・プヌーリ計算機科学者や論理学者が研究を進めた。




  1. ^ Vardi 2008, p. 153.
  2. ^ a b Vardi 2008, p. 154.
  3. ^ Peter Øhrstrøm; Per F. V. Hasle (1995). Temporal logic: from ancient ideas to artificial intelligence. Springer. ISBN 978-0-7923-3586-3.  pp. 176-178, 210
  4. ^ http://plato.stanford.edu/entries/logic-temporal/M
  5. ^ Walter Carnielli; Claudio Pizzi (2008). Modalities and Multimodalities. Springer. p. 181. ISBN 978-1-4020-8589-5. http://books.google.com/books?id=XpAFM04G6BAC&pg=PA181. 
  6. ^ Sergio Tessaris; Enrico Franconi; Thomas Eiter (2009). Reasoning Web. Semantic Technologies for Information Systems: 5th International Summer School 2009, Brixen-Bressanone, Italy, August 30 - September 4, 2009, Tutorial Lectures. Springer. p. 112. ISBN 978-3-642-03753-5. http://books.google.com/books?id=JdyeU7zs4-AC&pg=PA112. 
  7. ^ O. Maler, D. Nickovic, "Monitoring temporal properties of continuous signals", 2004
  8. ^ O. Maler, D. Nickovic, "Monitoring temporal properties of continuous signals", 2004
  9. ^ Nicholas Rescher, James Garson, "Topological Logic" in The Journal of Symbolic Logic, 33(4):537-548, December, 1968
  10. ^ Georg Henrik von Wright, "A Modal Logic of Place", in E. Sosa (Editor), pp. 65-73, "The Philosophy of Nicholas Rescher: Discussion and Replies", D. Reidel, Dordrecht, Holland, 1979


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時相論理

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レスリー・ランポート」の記事における「時相論理」の解説

ランポートは時相論理の研究でも知られており、アクションの時相論理(英語版)(TLA)を導入した最近彼の貢献中には並行反応型システム指定推論するための言語であるTLA+英語版)がある。彼は著書Specifying Systems: The TLA+ Language and Tools for Hardware and Software Engineersでこの言語について記述しており、この言語を「数学対す技術者反感払拭するためのドン・キホーテ的英語版)な試み」と定義している。

※この「時相論理」の解説は、「レスリー・ランポート」の解説の一部です。
「時相論理」を含む「レスリー・ランポート」の記事については、「レスリー・ランポート」の概要を参照ください。

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