やり‐がんな【×槍×鉋/×鐁】
槍鉋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 08:41 UTC 版)
被葬者の頭部上方と推定される場所から、槍鉋(やりがんな)が出土した。全長は12.0センチメートルで、刃を北側に向けていた。木製の柄が良く残っているなど、保存状態は良好である。鉄製の槍鉋の本体は刃と軸で構成され、刃は匙状をしており、長さ2.5センチメートル、幅0.9センチメートル、厚さは0.15センチメートルである。軸は長さ9.5センチメートル、幅0.6センチメートル、厚さ0.25センチメートルである。 木製の柄は、長さ9.4センチメートル、幅1.3センチメートル、厚さ0.8センチメートルである。柄の断面はかまぼこ型をしており、平坦な面には溝が切られている。その溝に本体の軸を嵌めこみ、0.5センチメートル程度の太さの糸を丁寧に巻き付けた上に漆を塗って、本体の軸に木製の柄を固定させている。
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