棺内副葬品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 03:12 UTC 版)
第1埋葬施設の割竹形木棺内の3つの区画から遺物が出土。 北区画石製品類(車輪石・石釧) 武器類(大刀、剣、短剣) 鉄製農工具類(斧、鍬、鋤、鋸、ヤリガンナ、鎌、針?、錐?、鑿?) 漆製品(錣、肩甲、冑)? その他(半円形不明鉄製品、方頭形鉄鏃形鉄製品) 中央区画(被葬者付近)銅鏡(倭製神獣鏡) 石製品(車輪石、石釧、琴柱形石製品、管玉) 武器類(剣) 南区画武器類(大刀、短剣、銅鏃、大型鉄鏃、鉄鏃、矢柄の漆(本矧)、矢柄の漆(末矧もしくは筈巻)) 武具類(方形板革綴短甲、持ち盾) その他(赤色顔料(水銀朱の塊)) 車輪石・石釧を合わせて19個出土し、畿内を除けば突出した数という。銅鏃は52本出土し、すべて柳葉形。 銅鏡は直径17センチメートル、半円方格帯を持つ。ほぼ完形。鏡面の一部に平織りの絹の織物片が付着。また鏡の下から腐朽した木片が出土。被葬者の頭部東側に位置。 また前期古墳での方形板革綴短甲の出土例は全国的にも少ない。
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