梅田東映会館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 23:35 UTC 版)
大阪府大阪市北区曽根崎新地に存在し、大阪北地区における東映系映画館のチェーンマスターとして知られた。大阪駅前第3ビルから南へ梅田新道交差点をくぐる地下道を経て階段を上がった先に建っており、梅田東映・東映パラス・東映ホール(後にパラス2)から構成されるビルには、そのほかにも飲食店や東映直営のアニメショップ(アニメポリス・ペロ大阪店)などの各種店舗が入居していた。 媒体によっては、「大阪東映会館」とも表記されている。 2002年4月28日には43年の歴史に幕を下ろし、「直営館からシネコンへ」という東映の戦略に沿って閉館した。2003年12月3日には解体中に4階部分の床が抜け、地下1階部分へパワーショベルごと運転士が落下して死亡する事故が発生した。2010年には跡地に地上20階・地下1階の商業ビル「御堂筋フロントタワー」が建てられたが、まもなく関係各社間で問題が発生したためにテナントが入居せず、無人ビルと化した。その後、2018年10月3日にはアメリカの不動産投資顧問会社、ラサール・インベストメント・マネージメントに購入され、2019年6月3日にはWeWorkが1棟ごと借り上げる形でシェアオフィスを開設した。 なお、映画監督の中島貞夫が後年に述懐したところによれば、『極道の女たち 決着』(1998年公開)の当時に挨拶で訪れたことがあるという。
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