果物のコンフィ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 10:09 UTC 版)
果物のコンフィ(フリュイ・コンフィ、"fruits confits")は、果物をまるごと、または切ってから砂糖漬けにした後、砂糖の中で保存したものである。果物の芯まで砂糖をしみこませなければならないため、大きな果物ほどコンフィに長い時間を要する。したがって、サクランボのような小果実は丸ごとコンフィにされるが、メロンなどの大きな果物が丸ごとコンフィにされることは珍しく、大きな果物のコンフィは高価である。 サクランボなど小さな果物のコンフィは、伝統的に豪奢なケーキの装飾物として使用されている。フランス語の表現「ラ・スリーズ・シュル・ル・ガトー」(la cerise sur le gâteau、「ケーキの上のサクランボ」)は「あると望ましいが不可欠ではない補足的な仕上げ」を意味するために比喩的に使用され、英語の表現の「ジ・アイシング・オン・ザ・ケイク」(the icing on the cake、「ケーキに塗ったアイシング」)あるいは「ザ・チェリー・オン・トップ」(the cherry on top、「てっぺんのさくらんぼ」)に相当する。
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