枕草紙とは? わかりやすく解説

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まくら‐ぞうし〔‐ザウシ〕【枕草紙】

読み方:まくらぞうし

《「まくらそうし」とも》

身辺置いて日々見聞思いついたことなどを書き留めておく綴じ本形式雑記帳

春画の本。また、春本


枕草子

(枕草紙 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 07:55 UTC 版)

 『枕草子』(まくらのそうし)とは、平安時代中期に中宮定子に仕えた女房清少納言により執筆されたと伝わる随筆。ただし本来は、助詞の「の」を入れずに「まくらそうし」と呼ばれたという。


注釈

  1. ^ たとえば第一段「春は曙」は、通説では随想章段に入るが異論あり。
  2. ^ 顕昭所引教長卿註で説かれたのをはじめ、近世の契沖村田春海らに継承され明治まで広く支持された。
  3. ^ 「枕」を「枕詞」「歌枕」などの「枕」と同じく見て、内容によって書名を推量した説で、『磐斎抄』『春曙抄』などに見える。
  4. ^ 関根正直らが説いた。
  5. ^ 自分の親族身分のみならず、身分が高い者に対しても敬語がないため
  6. ^ 『校註日本文学大系』第三巻所収[1]。三巻本系統の伝本を底本にした注釈書は、本書がはじめてであった。

出典

  1. ^ 池田亀鑑「枕草子の形態に関する一考察」 『岩波講座日本文学 10』 岩波書店、1932年。
  2. ^ 『枕草子』(『新編日本古典文学全集』18、小学館 1997/10)494 - 495頁
  3. ^ 石田穣二、角川文庫『枕草子』解説
  4. ^ a b 五味『「枕草子」の歴史学』(2014)pp.16-20
  5. ^ 五味『人物史の手法』(2014)pp.65-73
  6. ^ 『国語と国文学』第五巻第一号(昭和三年一月特別号)、明治書院
  7. ^ 光明道隆(楠道隆)「枕草子三巻本両類本考」 『国語国文』第五巻第六号(昭和10年6月)、臨川書店
  8. ^ 橋本不美男『原典をめざして―古典文学のための書誌―』(笠間書院、1983年)、「平安時代における作品享受と本文(片桐洋一)」(172頁)
  9. ^ 『枕草子』(『新編日本古典文学全集』18、小学館)479頁
  10. ^ 『前田家本枕冊子新註』解説、29頁


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