東海天明【トウカイテンメイ】(草花類)
登録番号 | 第5687号 | |
登録年月日 | 1997年 7月 28日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 東海天明 よみ:トウカイテンメイ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 7月 29日 | |
品種登録者の名称 | 岩田義朗、岩田悟 | |
品種登録者の住所 | 愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地、愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田義朗 岩田悟 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「春駒」の自然交雑実生から選抜,育成されたものであり,花は明黄色のやや大輪で,一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は緑,強さはやや強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形は凸形,先端部分の形は鈍円,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は低,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,葉の表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度は中,厚さは厚,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は3~4深裂以上,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は400~599,管状花数は10~49,分布は散在,全長は5.0~5.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は10.0~14.9mm,外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506),裏面の色は明黄(同2505),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色である。花たくの形は盛上がったドーム状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは30~39mm,花首の長さは40~59mmである。季咲きの開花期は夏で,育成地(愛知県稲沢市)における自然開花期は6月中下旬である。 「春駒」と比較して,葉の先端部分の形が鈍円であること,花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で,「東海の黄金」と比較して,茎の色が緑であること,葉裂片縁部の重なりが平行すること,外花弁の裏面の色が明黄であること,花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(愛知県稲沢市)において,平成2年に「春駒」の自然交雑実生の中から選抜されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「東海天寿」であった。 |
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