岩屋ダム
東仙峡金山湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 07:48 UTC 版)
岩屋ダムによって形成される人造湖は東仙峡金山湖(とうせんきょうかなやまこ)と名付けられ、東海三県の水がめである。湖底にはかつて旧益田郡金山町東地区および馬瀬村の住民157世帯が住んでおり、ダム建設によって住み慣れた故郷を離れる苦渋の決断を行った。ダムサイト傍には水没住民による望郷の碑が建立されており、名古屋発展のために犠牲となった住民の苦労を偲ばせる。その名古屋市(水道消費地)と下呂市(水源地)との間では毎年、上下流住民交流事業が行われている。なお、水源地域対策特別措置法の指定は受けていないが、これは施行の直前に補償交渉が妥結した事による。 東仙峡金山湖は飛騨地方における紅葉の名所として有名である。また、馬瀬川はアユ釣りで有名な河川であり、シーズン中は多くの釣り人たちが繰り出す。ダム下流左岸にある岩屋岩蔭遺跡は古代の天文台として発掘された遺跡として有名である。
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