東京っ子NIGHTお遊びジョーズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 東京っ子NIGHTお遊びジョーズの意味・解説 

東京っ子NIGHTお遊びジョーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 00:47 UTC 版)

東京っ子NIGHTお遊びジョーズ
ジャンル バラエティ
放送方式 生放送
放送期間 1987年4月6日 - 1989年10月6日
放送時間 放送時間を参照
放送局 文化放送
パーソナリティ 関秀章
太田英明
ちびっこギャング
桑野信義
特記事項:
1988年4月より、月 - 木曜は「ちびっこギャングのお遊びジョーズ
金曜は「RATS FAMILY 桑野信義のお遊びジョーズ」のタイトルを使用。
テンプレートを表示

東京っ子NIGHTお遊びジョーズ(とうきょうっこナイトおあそびジョーズ)は文化放送ラジオ番組1987年4月6日から1989年10月6日まで放送。

概要

『東京っ子NIGHT - 』時代は東京都港区海岸3丁目のオンワード樫山 芝浦 第2ビル 7階にあった『TOKYO BAY STUDIO』から放送していた。月曜日 - 木曜日パーソナリティの関秀章は当時、毎週 月曜日に『ファンキートマト』(テレビ神奈川、19:00 - 21:00)の生放送に出演。横浜から港区海岸のスタジオまで、30分で移動しなければならなかったため、時間内に入れるかどうかが話題となっていた。1987年5月5日の放送では間に合わず、スタジオに予め待機していた金曜日パーソナリティの太田英明が途中まで進行して、関がスタジオに入って来た所から、その日は二人で最後まで進行した[1]

『東京っ子NIGHT - 』時代のオープニングテーマ曲は、スウィング・アウト・シスターの曲『ブレイクアウト』をアレンジして製作したオリジナルヴァージョンの曲[2]

当番組の放送開始前にマスコミ関係者らを招待して、番組スタート記念パーティーを開催。番組宣伝活動を大々的に行った[3]が、当番組の聴取率は前番組『新てるてるワイド 吉田照美のふッかいあな』の末期のそれを下回った[3]。『 - ふッかいあな』のパーソナリティを務めていた吉田照美が担当した平日帯 昼ワイド番組『吉田照美のやる気MANMAN!』の放送中、当番組の状況を見るに見かねて「文化の夜、ガタガタじゃねえかよ!」「俺を夜に戻せ」などと発言した[4]

1988年4月のリニューアル後はタイトルから「東京っ子NIGHT」が取れて『(ちびっこギャングの - 、RATS FAMILY 桑野信義の - )お遊びジョーズ』となり、TOKYO BAY STUDIOを離れ、同局 四谷の本社スタジオ(当時)からの生放送に変更となった。

パーソナリティ

1987年4月 - 1988年3月

1988年4月 - 1989年9月

放送時間

  • 月 - 金曜 21:30 - 24:00(1987年4月 - 1988年3月)
  • 月 - 金曜 21:40 - 24:00(1988年4月 - 1989年3月)
  • 月 - 金曜 22:00 - 24:00[7](1989年4月 - 9月)

番組構成

1987年当時のタイムテーブル

  • 21:30 オープニング
  • 21:35 東京奇々怪界:番組のメインコーナー。東京などの様々な超常現象や面白い情報をネタにトークを展開していく。リスナーが「奇々ちゃん」「怪界ちゃん」チームに分かれて、その日のテレビ音楽番組ヒットチャートから出題するクイズに答える対抗戦「奇々怪界ゲーム」などがあった[8]。コーナータイトルはスポンサーのタイトーのゲーム『奇々怪界』(当時、ファミコン版が発売された)に由来する。
  • 21:45 異文化見聞録 コロンブスのゆで卵:ナレーションは久米明。日本のあらゆる異文化コミュニケーションを独自解析していく。前番組『新てるてるワイド 吉田照美のふッかいあな』の1コーナーだったが唯一、継続した。1988年4月からは、21:30 - 21:40の独立した番組となる(1989年3月まで)。
  • 21:55 文化放送 スポットニュース、スポーツニュース
  • 22:00 私鉄沿線お遊びジョーズ:東京の話題や珍情報、各路線の沿線のヒロイン、気になる駅員などを紹介したコーナー。東京ならではのCMソングなどを不定期で特集した。「私鉄沿線バカ息子」の企画があり、当時16歳の高橋栄君(仮名)が出演した。
  • 22:10 今週の歌
  • 22:15 味の素TEENS枠:アイドル番組枠。味の素の炭酸飲料「TEENS」とのタイアップ。現在、同商品は販売していない。
  • 22:25 ROOM1025:ゲストを招いてのトーク コーナー。このコーナーは1週遅れで、ラジオ大阪KBCラジオへネット。
  • 22:34 TOKYO ELEGANT WAVE:パーソナリティは歌手で、モデルジャッキー・リン
  • 22:49 TOKYO BAYエイリアン:リスナー参加型のクイズコーナー 
    • タルリュウの冒険(1987.4 - 7)…タルリュウとはインド洋に棲んでいた海獣。そのタルリュウが東京湾へ流れ着いて、様々な難問にぶつかっていく。リスナーはそのタルリュウに成り代わり、難問・珍問を解決していくという「ジュラシック・パーク」調のRPG型クイズ[8]。敗退時のBGMもシュールだった。
    • BACK TO THE SHOCK(1987.8 - 11)…歴史上の人物、歴史的事件を紐解くクイズ。
    • ジョーズが出てきて こんばんわ!!(1987.12 - 1988.3)
  • 23:00 フリートーク
  • 23:02 SCHOOL'S OUT:パーソナリティは大友康平千倉真理NRN系 全国33局ネット。
  • 23:30 東京っ子NIGHT ちょっと頭が太りすぎ!? リスナー投稿型のハガキネタコーナー
  • 23:40 中森明菜の太田君がんばって!:中森明菜がパーソナリティを務めた。全国の太田さんにエールを送る番組。途中から金曜に登場したゴキブリの「ゴキちゃん」(声:京田尚子)は強烈毒舌キャラだった。
  • 23:50 GIVE ME CHOCOLATE!?:番組ラストの英会話コーナー。1988年4月からは「英語探偵団」に改題。
  • 23:55 エンディング
  • その他:「木曜チェック」、「ミュージックズバコン」など。

1988年以降の主なコーナー

野球中継との兼ね合い

文化放送では1985年(昭和60年)から、平日夜に他局と同様のスタイルの野球中継文化放送ライオンズナイター』を投入した。しかし、当時はプロ野球パシフィック・リーグの試合時間が試合開始後3時間を超えて新たなイニングに入らないというルールだったため、18時開始の西武ライオンズ球場での西武主催ゲームを中継することを前提に、ライオンズナイターは21:30までとして延長なしと設定された。このため、1987年(昭和62年)シーズンは前番組の『ふッかいあな』と同様、当番組はナイターシーズン中でも定時スタートができた。

1988年(昭和63年)シーズンは、パ・リーグの試合時間制限が前年よりも1時間長い延長12回かつ試合開始後4時間を超えて新たなイニングに入らないとされたが、文化放送は引き続き21:30での放送打ち切りを継続した。しかし、パ・リーグ優勝決定試合となった10月19日ロッテオリオンズ近鉄バファローズのダブルヘッダーはリスナーの抗議が殺到したため第1試合途中で緊急特番放送が決まり、第2試合終了まで放送して当番組がその分短縮されるという、当時の文化放送では極めて異例の対応がなされた。

1989年(平成元年)シーズンは、前年10月31日に開局したNACK5が筆頭株主になったライオンズの親会社西武鉄道の意向を受けて、国内FM局初の本格的なスポーツ中継に取り組むことになった。ライオンズナイターは21:30での打ち切りを維持したものの、それ以降試合が続く場合はNACK5で試合終了までリレー放送する形とした。

文化放送での平日ナイター中継延長が実現するのは、当番組の後継となった『ラジオバカナリヤ』まで待つことになる。試合終了までの完全中継はさらに遅く、1992年(平成4年)の『サスケの夜はこんびんば!』まで実現しなかった。

関連項目

脚注

  1. ^ 月刊ラジオパラダイス 1987年8月号 24ページ「中波四十七局全国行脚記録帳 文化放送の巻」より。
  2. ^ 月刊ラジオパラダイス 1987年8月号 p.115「テーマ曲Q&A」
  3. ^ a b 月刊ラジオパラダイス 1988年1月号特集「1987ラジオ界重大ニュース」p.34
  4. ^ 月刊ラジオパラダイス 1988年4月号 p.28(「改編特集第1弾 4月にラジオはこう変わる!!」)、p.110
  5. ^ 当番組の本放送 当時、『ニュースステーション』(テレビ朝日)金曜版のコーナー 金曜チェックなどの構成を務めていた。
  6. ^ 番組の正式タイトルは『RATS FAMILY 桑野信義のお遊びジョーズ』
  7. ^ 「WAI WAI PARTY」コーナーが当番組から独立。同番組の単独番組化を受けて、放送枠を縮小。
  8. ^ a b 月刊ラジオパラダイス 1987年5月号 p.22
文化放送 月-金曜夜ワイド
前番組 番組名 次番組
吉田照美の夜はこれから てるてるワイド
吉田照美のてるてるワイド
新てるてるワイド 吉田照美のふッかいあな
東京っ子NIGHTお遊びジョーズ(1987.4-1988.3)
ちびっこギャングのお遊びジョーズ
RATS FAMILY 桑野信義のお遊びジョーズ
(1988.4-1989.10)



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  東京っ子NIGHTお遊びジョーズのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東京っ子NIGHTお遊びジョーズ」の関連用語

東京っ子NIGHTお遊びジョーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東京っ子NIGHTお遊びジョーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東京っ子NIGHTお遊びジョーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS