未発表である理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 09:58 UTC 版)
「ザ・ロスト・ペパーランド・アルバム」の記事における「未発表である理由」の解説
多くの楽曲が録音され、アルバムの曲順を決める段階まで進んだのにも関わらず、このアルバム及び収録予定曲はお蔵入りとなった。その理由として、トニー・クラーク著の「Paul McCartney Recording Sessions」には、「楽曲に対するポールとラモーンの意見が食い違い、最終的にラモーンがスタジオを出て行った」と書かれている。また、エンジニアのスティーヴ・レオンは、ポールとラモーンの関係についてこう語った。 「ポールがラモーンとうまくいくとは思わない。音楽的な討論が繰り広げられたり、ちょっと居心地の悪い雰囲気が流れていた。そして、ラモーンは出て行った。ポールが求めていたサウンドは違ったんだ。ラモーン、彼はビリー・ジョエルのプロデュースで大成功をおさめたが、まさにそのサウンドが曲の演奏にあった。電子音楽や、打ち込みなんかじゃなかった。二人は新しい何かを見つけようとしてつまずいてしまったんだ・・・僕らが打ち込みを使おうとすると、ラモーンが難癖を付けてきたりとね。」 「バンドが居た頃は、それは素晴らしかった。楽しいことも沢山あった。それがポールとラモーン、ジョン、そして僕だけになった途端、空気が変わったんだ。」
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